「心の底から新たにされた」09.10.04
 エフェソ4:17〜24
 
神が罪人であった自分に向けてくださった大きな憐れみを知って胸を熱くする。
そこから信仰生活は始まります。神から大いなる愛を注がれ、救いに入れて
いただいた私たちは、神の民としてどのように歩みを進めていけばよいので
しょうか。
「異邦人と同じように歩んではなりません」と言われます。主イエスを知り
救われる前の生活と、救われた後の生活が同じはずがありません。
クリスチャンとして生き始める前の異邦人のときの生活は、神のことを
考えない生活でした。神を知らないのですから、神を無視し、
自分の欲望に従い、自分の損得に心を奪われている生活です。そして、
それは真の人として生きることを見失っていた生活でもありました。
しかし、救われた神の民としてすごす生活は、神を神とする生活です。
 主イエスから、神を知る者としての生活の仕方を学びます。それは、
愛を持って、へりくだり、従順になって神さまに従って生活を進めると
いうことです(フィリピ2:1−8)。救われた者は、主イエスとひとつに結びつ
けられています。ですから、私たちも、主イエスのように神に従順になって
生活することが自然です。
 救われた民は、「新しい人を身につける」と言われます。新しい人は私たち
自身というよりも、私たちに結びついてくださる主イエスのことです。
「イエス・キリストを着る」(ガラテヤ3:27)、「イエス・キリストを身にまとう」
(ローマ13:14)という言葉があるように、主イエスに結ばれ、主イエスに
包み込まれるように身を託す時に、真理に基づいた神の民としての
ふさわしい生活の仕方が見えてきます。
 衣は、身を守り、安全と健康のためにも必要なものです。主イエスを
身にまとう私たちは、この世の生活を送る上での安全と健康を与えられる
のみでなく、罪と死と永遠の滅びにおいても守られます。主なる神は、
「この衣をまとって生きるように」と呼びかけ、私たちに主イエスを
差し出してくださいました。