「60年の教会の歩み」10.07.11
 コリント一 15:1〜11
 枚岡教会は、創立60年を迎えました。教会の記録を見ますと、枚岡教会が伝道する教会として歩み出した
ことが分かります。まだ会堂のない時にも、場所を借りて伝道集会を開いています。毎年複数回の伝道集会を行い、
創立6年目には大小19回の集会を行っています。授産所伝道もなされました。教団から訪問伝道集中伝道教会
として指定を受け、多くの人的材的支援を受けました。大阪教区からも、L方式伝道という特別伝道を行う教会と
して指定を受け、多くの支援を受けました。時代の変化と共に、伝道方法は変化していると思います。しかし、
創立以来、枚岡教会が大切にしてきた伝道の心は、変わることなく持ち続けたいと思います。そのために、
創立60周年である今年の教会標語は、伝道を内容としたものになっています。
 教会が伝えたいと願っていることは、今も、60年前も、2000年前も変わりません。伝えられたことが、
また次に伝えられ、エルサレムから、ローマ、ヨーロッパ、そして枚岡にまで伝えられてきました。
@「主イエスが十字架にかかり、私たちの罪のために死なれたこと」神と自分を隔てていた罪という大きな壁を、
十字架によって取り除いてくださいました。
A主イエスが三日目に復活したということ」人間の終着点が死ではなく、天国の永遠の命に変えられました。
B「復活した主イエスが、弟子たちに現れたこと」主イエスは信じるものと共にいてくださるので、
私たちは決して孤独にはなりません。これらのことを、伝えられた者は、今度は伝える者として歩み出すのです。
 「主御自身が建ててくださるのでなければ/家を建てる人の労苦はむなしい。主御自身が守ってくださるの
でなければ/町を守る人が目覚めているのもむなしい。」(詩編127編)主なる神が建て、守ってくださったからこそ、
60年の歩みが続けられてきました。また、神は、なくてはならぬものを与えてくださる方です。ですから、
苦労や弱さがあっても、空しくは終わりません。全能の主が先立って行き給います。